災害派遣精神医療チーム(DPAT)熊本地震被災地へ

熊本地震の被災地に、山形県から当センターの職員4名がDPAT先遣隊として派遣されることとなり、本日4月21日、当センターの正面玄関で出発式が行われました。
出発式の内容
 知事激励メッセージを院長が代読
《今回は、本県では初めてのDPATの派遣となります。
余震も続いておりますので、安全には十分留意いただきながら、被災された方々の心のケアに尽力いただくようよろしくお願いします。》

神田院長 激励の言葉

《今回、熊本で震災があり阪神淡路、中越、東日本大震災と、この時代は自然災害が日常的となったようです。
熊本のみなさんへの支援はもちろん、明日は我が身ということで学ばせていただく、ということが必要だと思います。
余震も続いていますので、二次災害に十分注意してください。》

遠谷医師 出発の言葉

《被災者のストレスへの対応さらにはうつやトラウマの初期への手当、お年寄りやこどもたちへの対応など幅広く対応が必要かと思います。
私自身は初めての経験で周りの先生方に教えていただきながら頑張りたいと思います。
災害対応は助け合いという面があり東日本大震災で九州の方から大変助けていただいたと思います。
被災地の方々に恩返しという気持ちで頑張ります。》

その後、職員で見送りしました。


当センターでは東日本大震災後、岩手の被災地で支援活動を経験していますが、DPATとしての派遣ははじめてとなります。派遣職員中2名(佐藤主任看護師、斉藤主任精神保健福祉士)は、岩手県での支援活動に参加経験があります。被災した精神科病院や避難所等において、精神疾患患者や被災者への精神医療の提供などの活動に4月23日(土)~26日(火)4日間、従事する予定です。

※DPAT(災害派遣精神医療チーム)とは
大規模災害等の後に被災者及び支援者に対して、被災地域の都道府県の派遣要請により被災地域に入り、精神科医療及び精神保健活動の支援を行うための専門的な精神医療チーム。