栄養管理科では、患者さんの栄養状態が、維持または改善されるように多職種で栄養サポートに取り組んでいます。
入院中の食事について
医師の指示により、患者さんそれぞれに合わせた食事(一般食・特別食)を提供しています。
噛む力や飲み込む力が低下した患者さん向けに、嚥下調整食も準備しており、食事形態の詳細については、こちらよりご覧いただけます。
1.食事時間
朝食:7時30分 昼食:12時 夕食:18時
※当院では保温保冷配膳車を使用し、温かい料理や冷たい料理を適切な温度でお届けしています。
2.食事の種類
一般食 | 成人食、小児食、軟菜食、嚥下調整食 |
---|---|
特別食 | エネルギーコントロール食 |
塩分コントロール食 | |
蛋白コントロール食 | |
脂質コントロール食 | |
易消化食 | |
貧血食 |
3.特徴ある食事の提供
季節の郷土料理、歳時に合わせた四季折々の行事食、月のお膳、選択メニュー等を提供しています。
月の御膳
特別感のあるオリジナルメニューを提供しています。
- ◇メニュー◇
- ごはん
- かつおカツ
- 大豆ポークチャップ風
- ポテトサラダ茶巾
- びっ栗サラダ
- トマトとりんごのゼリー
- ジョア
「えっ、これって…!?」ふたを開けた瞬間、思わず声が出てしまう、楽しい驚きが詰まった今月のお膳。その名も「びっくり弁当箱」です。
まず目に飛び込んでくるのは、サクッと揚がった見た目は豚カツで実は魚のかつおカツ!
次に、みんな大好きポークチャップ…でもその正体は、大豆ミート!お肉のような味と食感に、皆さんびっくりされていました。
さらに、甘い茶巾かと思って口に入れると、ポテトサラダの味が広がる「ポテトサラダ茶巾」は、食紅を用いて紫芋風にし、中にチーズも入っています。
そして、びっ栗サラダ。その名の通り、栗が入っているのですが、意外な組み合わせに驚かれつつも、おいしいという声をたくさんいただきました。
デザートには、まるでいちごゼリーのような見た目のトマトとりんごのゼリー。甘さと酸味のバランスが絶妙でした。
「何が出てくるのかな?」というワクワク感を大切に、食事の時間が少しでも楽しく、心弾むひとときになるように。そんな思いを込めて、今月のお膳をお届けしました。見た目も味もまるでお肉のような大豆ミート。
ポテトサラダ茶巾は、調理師が一つひとつ手で丸めて、丁寧に仕上げました。
栗たっぷり!マスタードとヨーグルトの意外な味付けです。
トマトが苦手な方も食べやすいよう、りんごジュースも加えました。
りんご缶もトッピングして華やかに。嚥下調整食③はこちら
行事食
随時紹介していきます
- ◇メニュー◇
- 芋栗ごはん
- なめこのみそ汁
- 鮭の千草焼き
- もずくの煮物
- 青菜菊和え
残暑が続くなか、庄内地方では稲刈りが始まり、田んぼの風景にも秋の訪れを感じるようになりました。
当院では9月15日に「敬老の日献立」を提供しました。
大きな栗とさつま芋を食べやすくカットし、「芋栗ごはん」や「芋栗がゆ」にして、秋の味覚を楽しんでいただきました。
主菜には旬の美味しい鮭、副菜にはきのこや食用菊などの食材を使用し、見た目も味わいも秋らしい仕上がりになりました。⇐こんなに大きな栗
でした!!
米沢栄養大学と県立病院栄養管理部門連携事業
【減塩レシピパンフレットのダウンロードはこちら】
⇒『山形おすすめレシピ 春夏号』
⇒『山形おすすめレシピ 秋冬号』
⇒『山形おすすめレシピ 第3号』
⇒『山形おすすめレシピ 第4号』
⇒『山形おすすめレシピ 第5号』
⇒『山形おすすめレシピ 第6号』
⇒『山形おすすめレシピ 第7号』
山形県立米沢栄養大学と山形県立病院栄養管理部門は、連携して本県の保健医療の質の向上、人材育成、資質の向上に取り組んでいます。
県立4病院でこれまで提供した学生コラボメニューをもとに「山形おすすめレシピ」を作成しています。どうぞご活用ください。
ダウンロードはこちら⇒『山形おすすめレシピ 第8号』(PDF 2MB)
こちらからもご覧いただけます⇒米沢栄養大学と県立病院栄養管理部門連携事業
栄養指導について
管理栄養士による栄養指導をとおして、患者さんが食事療法を実践、継続できるようサポートしています。
【個別指導】
食事療法が欠かせない、糖尿病・腎臓病・脂質異常症・高血圧症・高度肥満症などでは、医師の指示をもとに患者さんに応じた内容で指導を行っています。
また、これらの疾患以外の様々な食事の相談にも応じますので、お気軽にご相談ください。
【集団指導】
退院後の食生活を支援するため、多職種(管理栄養士・薬剤師・看護師)による心理教育を提供する他、病棟やデイケアの要望に沿った健康教室を実施しています。