栄養管理科

栄養管理科では、患者さんの栄養状態が、維持または改善されるように多職種で栄養サポートに取り組んでいます。

入院中の食事について

医師の指示により、患者さんそれぞれに合わせた食事(一般食・特別食)を提供しています。
噛む力や飲み込む力が低下した患者さん向けに、嚥下調整食も準備しており、食事形態の詳細については、こちらよりご覧いただけます。

1.食事時間

朝食:7時30分 昼食:12時 夕食:18時
※当院では保温保冷配膳車を使用し、温かい料理や冷たい料理を適切な温度でお届けしています。

2.食事の種類

一般食 成人食、小児食、軟菜食、嚥下調整食
特別食 エネルギーコントロール食
塩分コントロール食
蛋白コントロール食
脂質コントロール食
易消化食
貧血食

3.特徴ある食事の提供

季節の郷土料理、歳時に合わせた四季折々の行事食、月のお膳、選択メニュー等を提供しています。

月の御膳

特別感のあるオリジナルメニューを提供しています。

【秋の実りランチ御膳】(10月14日昼食)2025年10月23日up

    ◇メニュー◇

  • ごはん
  • きのこの
     デミグラスハンバーグ
  • ほくほくかぼちゃの
     キッシュ
  • 彩り野菜マリネ
  • 旬のチンゲン菜と
     ベーコンのソテー
  • マロンデザート
  • 赤ぶどうジュース


暑い夏が終わり、朝晩の空気に秋の涼しさを感じる季節となりました。
今回は“きのこ”“かぼちゃ”“栗”“ぶどう”など、旬の食材をたっぷり使用した『秋の実りランチ御膳🍂』。
『きのこのデミグラスハンバーグ』はぶなしめじとマッシュルームの風味、デミグラスソースのコクが効いた一皿になりました。
『ほくほくかぼちゃのキッシュ』はかぼちゃをキッシュの生地に混ぜ込み、ふっくら美味しく焼き上げました。
旬の野菜を使用したマリネとソテーも味わい良く、ランチ膳を鮮やかに彩りました。
甘くて美味しい秋の実りといえば…栗やぶどう!ということで、デザートにマロンケーキ(嚥下食の方はマロンムース)と赤ぶどうジュースを提供し、患者さんにも大変喜んでいただきました。
デミグラスソースはきのこがたっぷり‼🍄
かぼちゃ入りキッシュも美味しそう😋
旬の野菜を使用し、彩り鮮やかにできました☺
⇐食事に添えたカード
嚥下調整食③はこちら


行事食

随時紹介していきます

【芋煮 庄内風・内陸風】(9月30日、10月7日昼食)2025年10月22日up

    ◇メニュー◇
    (9月30日 庄内風)

  • ごはん
  • 庄内風芋煮(豚肉&みそ味)
  • 華風和え
  • 白花煮豆
  • ぶどう
  • ジョア

    ◇メニュー◇
    (10月7日 内陸風)

  • ごはん
  • 内陸風芋煮(牛肉&醤油味)
  • 青菜菊和え
  • 蒸し卵
  • マンゴー
  • 牛乳


山形の秋と言えば、やっぱり芋煮!同じ県内の郷土料理でも、具材や味付けが全く異なるのは不思議ですよね。庄内風は豚肉や厚揚げ(庄内では油揚げと呼ぶ)、しめじなどの具がみそベースでコク深い味わいになります。内陸風は牛肉や舞茸などの具を醤油ベースで甘辛い味付けにします。どちらも味がよく染みて美味しく仕上がりました。




米沢栄養大学と県立病院栄養管理部門連携事業


随時紹介していきます

【減塩レシピパンフレットのダウンロードはこちら】
『山形おすすめレシピ 春夏号』
『山形おすすめレシピ 秋冬号』
『山形おすすめレシピ 第3号』
『山形おすすめレシピ 第4号』
『山形おすすめレシピ 第5号』
『山形おすすめレシピ 第6号』
『山形おすすめレシピ 第7号』

令和7年9月26日(金)「第12回学生コラボおいしい減塩メニュー」を提供しました2025年11月5日up

    ◇メニュー◇

  • ごはん
  • 赤魚のおろしぽん酢がけ
  • 切り干し大根とツナのサラダ
  • さつま芋の彩りごま和え
  • マンゴー
  • 牛乳

(食塩相当量:1.9g)


山形県立米沢栄養大学と山形県立病院栄養管理部門が連携し、管理栄養士の人材育成や、山形県の健康課題である「減塩」の推進を目的として、食塩相当量2g未満でもおいしいメニューを開発し、年1回提供しています。

今回の「減塩で味わう和のさっぱり膳」は、赤魚、切干大根、さつま芋など、身近な食材を組合せて、減塩でもおいしく工夫された特別感のある内容でした。当日は、学生が料理の盛付けや病棟訪問を体験し、患者さんの感想を直接伺うことができ印象深かったようです。「減塩と感じない」「赤魚のポン酢がけが美味しかった」「彩りもよい」など、うれしい声をたくさんいただきました。

<実習の様子>



 
 

栄養指導について

管理栄養士による栄養指導をとおして、患者さんが食事療法を実践、継続できるようサポートしています。

【個別指導】
食事療法が欠かせない、糖尿病・腎臓病・脂質異常症・高血圧症・高度肥満症などでは、医師の指示をもとに患者さんに応じた内容で指導を行っています。
また、これらの疾患以外の様々な食事の相談にも応じますので、お気軽にご相談ください。

【集団指導】
退院後の食生活を支援するため、多職種(管理栄養士・薬剤師・看護師)による心理教育を提供する他、病棟やデイケアの要望に沿った健康教室を実施しています。
 
 


栄養管理科からのお知らせ