栄養管理科では、患者さんの栄養状態が、維持または改善されるように多職種で栄養サポートに取り組んでいます。
入院中の食事について
医師の指示により、患者さんそれぞれに合わせた食事(一般食・特別食)を提供しています。
噛む力や飲み込む力が低下した患者さん向けに、嚥下調整食も準備しており、食事形態の詳細については、こちらよりご覧いただけます。
1.食事時間
朝食:7時30分 昼食:12時 夕食:18時
※当院では保温保冷配膳車を使用し、温かい料理や冷たい料理を適切な温度でお届けしています。
2.食事の種類
一般食 | 成人食、小児食、軟菜食、嚥下調整食 |
---|---|
特別食 | エネルギーコントロール食 |
塩分コントロール食 | |
蛋白コントロール食 | |
脂質コントロール食 | |
易消化食 | |
貧血食 |
3.特徴ある食事の提供
季節の郷土料理、歳時に合わせた四季折々の行事食、月のお膳、選択メニュー等を提供しています。
月の御膳
特別感のあるオリジナルメニューを提供しています。
- ◇メニュー◇
- ごはん
- 串カツ風
(串は抜いて提供しました) - たこ焼き
- 根菜炊いたん
(関西の言葉で
「たっぷりのだし汁で
炊いたもの」の意味) - 大阪漬け
- 水ようかん
- ジョア
大阪万博が開催されてから、早いもので1か月以上が経ちました。
当院では、2019年に『くいだおれのまち 大阪弁当』をお出ししました。今回のお膳は、そのときのメニューを活かしつつ、さらにリニューアルした『万博へ行きたいな!大阪弁当2nd』です。
松花堂弁当のふたを開けたときに、「うわ~美味しそう!」という患者さんの声が聞こえると嬉しくなります。普段とは違う給食に、「美味しかった~」ととても喜んでいただきました。嚥下調整食③はこちら
行事食
随時紹介していきます
- ◇メニュー◇
- そうめん
- 天ぷら(えび・ピーマン)
- モロヘイヤきのこ和え
- 七夕ゼリー
- 牛乳
七夕の行事食として親しまれている「そうめん」をお出ししました。冷たいそうめんは、夏の暑さで食欲が減退するこの時期の行事食としてぴったりですね。患者さんは、数日前から楽しみにされていた方も多く、当日も「美味しかった~」「ゼリーがシュワシュワしていて嬉しい!」と喜んでいただけました。
七夕ゼリーは手作りで、炭酸水を使ったシュワシュワソーダゼリーとみかんゼリーの2層になっています。夏らしい爽やかな仕上がりで、こちらも大好評でした。
米沢栄養大学と県立病院栄養管理部門連携事業
【減塩レシピパンフレットのダウンロードはこちら】
⇒『山形おすすめレシピ 春夏号』
⇒『山形おすすめレシピ 秋冬号』
⇒『山形おすすめレシピ 第3号』
⇒『山形おすすめレシピ 第4号』
⇒『山形おすすめレシピ 第5号』
⇒『山形おすすめレシピ 第6号』
⇒『山形おすすめレシピ 第7号』
山形県立米沢栄養大学と山形県立病院栄養管理部門は、連携して本県の保健医療の質の向上、人材育成、資質の向上に取り組んでいます。
県立4病院でこれまで提供した学生コラボメニューをもとに「山形おすすめレシピ」を作成しています。どうぞご活用ください。
ダウンロードはこちら⇒『山形おすすめレシピ 第8号』(PDF 2MB)
こちらからもご覧いただけます⇒米沢栄養大学と県立病院栄養管理部門連携事業
栄養指導について
管理栄養士による栄養指導をとおして、患者さんが食事療法を実践、継続できるようサポートしています。
【個別指導】
食事療法が欠かせない、糖尿病・腎臓病・脂質異常症・高血圧症・高度肥満症などでは、医師の指示をもとに患者さんに応じた内容で指導を行っています。
また、これらの疾患以外の様々な食事の相談にも応じますので、お気軽にご相談ください。
【集団指導】
退院後の食生活を支援するため、多職種(管理栄養士・薬剤師・看護師)による心理教育を提供する他、病棟やデイケアの要望に沿った健康教室を実施しています。